S9使用構築 - トビゲン
構築経緯
今シーズンは、ほろびのうたをもったメガゲンガーを軸に、あくびをもったカビゴン、とんぼがえりをもったランドロスの対面操作に注目して構築を組みました。また、その過程で対フェアリータイプを克服したジャラランガ入りの構築ないしはジャラランガの単体の型に興味を持ったので、それらを反映した構築になっています。
構築のコンセプトは、カビゴンやランドロスで対面操作をしながら、メガゲンガーのほろびのうたやみちづれで1:1以上を狙い、カミツルギ、ゲッコウガ、ジャラランガのいずれかを一貫させることです。
カビゴン、ランドロス、ゲンガーは後続のエースの一貫を作り出すためのクッションとしてだけでなく、自身が最終的な詰め筋になれる点も高く評価しています。
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みががむジャラランガ
種族名:ジャラランガ
性格:ひかえめ
実数値:153-103-146-163-126-137
努力値:20-*-4-228-4-252
特性:ぼうおん
持ち物:ジャラランガZ
技構成:スケイルノイズ かえんほうしゃ みがわり がむしゃら
ジャラランガを使う上でネックになってくるフェアリータイプへの交代に対してもっとも安定する選択をとれるみがわりとがむしゃらを持ったジャラランガ。
ジャラランガというポケモンは専用Zを持たせる場合、「スケイルノイズ/かえんほうしゃ/格闘技/みがわりorちょうはつ」という構成がメジャーである。しかし、格闘タイプの技をもたせるとフェアリータイプにほとんど何もできない構成になってしまい、フェアリータイプへの打点、ラスターカノンやどくづきをもたせたところで一撃で突破できるだけの火力は手に入らないため、ゴーストタイプを除く全てのポケモンへの打点になるがむしゃらを採用。
有利対面でフェアリータイプへの交代などを意識した中間択としてみがわりをおいた際に、みがわりを盾にZを温存しながらがむしゃらで雑に削るという選択が取れる。みがわりという技はがむしゃらの火力を底上げしてくれるので裏目にでることが少なく、とくせいのぼうおんもその弱点を克服してくれている。また、この技のおかげでZスケイルノイズと合わせて相手の回復のタイミングでみがわりを置くことで、ポリゴン2やクレセリア、ドヒドイデの突破が容易になる。
加えて、ジャラランガ単体で全抜きをするという一方通行な考え方ではなく、みがわりとがむしゃらを組み合わせることで、ビーストブーストの起点を作ったり、想定外の削りによって後続のスイーパーの圏内にいれることができる点を評価している。
S6使用構築 - ムラっけリレー
構築のコンセプトは「起点づくり→S操作ができるムラっけ→抜き性能の高いムラっけ」という形で、初手で起点を作り、状況に応じてムラっけ展開(まもみが)をリレーすることです。
原案の着想や裏の並びの考察は主ににゃおーし(@nyao_manman)によるものなので、こちらのブログも併せて見てもらえればと思います。
構築経緯
ムラっけ単騎で行うみがまも戦術はのろいやほろびのうたに不利をとるが、そのムラっけポケモン自身がS操作を絡めて退場することで、もう一方のムラっけポケモンの起点にしていけば良いと判断して構築を組んだ。
また、この手の戦術はカプ・レヒレのミストフィールドや、カプ・コケコのエレキフィールドのせいでキノコのほうしの通りが悪いように見えるが、ビーダルでみがまもしているうちにフィールドは切れることが多く、ビーダルに対して一度引いた場合、ビーダルをそのまま突破した場合、いずれについても1ターンは確実にドーブルが自由に行動できる隙を作れるので案外なんとかなったりする。
裏は表選出がどうしても出せない相手、特に環境に多い草タイプであるキノガッサとナットレイにアドバンテージを稼ぎやすいように組んだ。
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