第14回キツネの社mfベスト16 - 猛毒衰弱ガルクレセマンダ
まず初めにキツネの社mfお疲れ様でした。
さいはてオフに引き続き自身の二度目のオフで予選抜けし、及第点の成績を残すことができました。
(◯◯×◯×◯◯◯◯の予選7-2→決勝T二回戦で敗退)
見せ合い63ということでじっくり選出できて個人的には非常にやりやすかったです。
今回のオフで使った構築について、構築完成の経緯と立ち回り、各個体や選出に関する僕の認識を採用順にまとめてみました。
運営及び、参加者の皆さんありがとうございました。また構築の原案及び完成に際して協力してくれたゴルトさん(@bdy_gg)ありがとうございました。
続きは気になる方だけどうぞ。
ガルーラ@ガルーラナイト
181(4)-159(236)-101(4)-x-102(12)-142(252)
秘密/不意/猫/炎のパンチ
(DL対策のAS)
227(252)-x-187(236)-95-150-108(20)
冷凍ビーム/スキスワ/毒/月光
(ほぼHB)
ボーマンダ@メガネ
183(100)-x-101(4)-178(252)-102(12)-138(140)
流星群/ハイドロポンプ/放射/龍波
(HB:182ガブの-1逆鱗高乱数耐え/HD:182ゲンガーのこごかぜ耐え/S:準速ヘラ+1)
まず初めに、ガルクレセサザンに見られるようなガルーラに対して投げられる相手の物理受けに一貫性の高い眼鏡持ちの高火力を合わせて崩しのスタートとする並びから着想した。
ガルクレセ+サザンドラとガルクレセ+ボーマンダで明確に違う点は
①ボーマンダ自身が相手の物理受け(タイプ受け)を呼び込むこと。
②サザンドラと違いフェアリータイプを受けだし先として呼び込みにくいこと。
③鉢巻ガブリアスとボーマンダとの偶発対面において威嚇のおかげでその時点でのサイクルについてはクレセ引きが安定すること。
専らこのポケモンは初手に投げるが、
「相手はこちらのメガ進化枠の選出がボーマンダであると誤解し、物理受けと対面させようとしてくる。そこで眼鏡ボーマンダに物理受けが処理され、こちらの後続に控えるガルーラのストッパーがいなくなってしまう。」
というような流れを構築のひとつの強力な勝ち筋として想定している。
またガルクレセでケアしなければならない対メガクチートの処理ルートとして
①クレセ-クチート対面を作られる
②スキスワ-叩き
③マンダ交代-剣の舞
④放射-倒れる
というテンプレの動き方がある。つまるところ、マンダからクチートへの打点が地震であると考え、浮遊を得たクチートサイドはほぼ間違いなくじゃれつくを選択してしまうということである。ちなみにこのシーンで不意打ちを打つ相手は一人もいなかった。
こういう立ち回り方をすればマンダのHPが削れていない状態でクチートを処理できるという点でガルクレセサザンを筆頭とするガルーラ入りの構築と比較してクチートから受ける被害を最小限に抑えることができるというふうに考えている。
ハイドロポンプはHBカバが確定一発且つ、クレセドランに対して二回以上のサイクルを回させない程度の火力(HBクレセが確定三発)、流星群はHBに厚く割いたロトムやボルトロスやサンダーといったポケモンを確定一発。サザンドラに比べ単純な火力は劣るが、スカイスキン捨て身タックルに怯えてフェアリーが安安とでてこない上に、クチート以外の鋼タイプが基本的にボーマンダに後投げできないので、五世代をやっているかのような流星群の一貫を肌で感じることができる。
ここまでの三匹だとこのへんのポケモンの処理ルートが曖昧なので
()←このへん
それに強いポケモン
()
を採用していった。
ギルガルド@食べ残し
161(204)-49-170-88(76)-171(4)-108(220)
シャドボ/毒/身代わり/キンシ
(H:16n+1/DL対策/C:11n)
ローブシン@ラムの実(鉄の拳)
189(68)-209(236)-138(180)-x-86(4)-68(20)
ドレパン/マッパ/しっぺ返し/冷凍パンチ
(A:11n/HB:200マンムーの地震二耐え/S:無振りカバ+1)
まずギルガルドの採用理由だが
①ボーマンダの誘う高耐久ポケモンに対して比較的ギルガルドが強いこと。
②クレセリアのスキルスワップと併せて、ゴースト枠として採用することでスキン系統の相手に容易に解答をもてること。
③フェアリー耐性があること。
④他の鋼枠と比較して四倍めざパで処理されないこと。
の四点を評価して他の鋼枠よりも優先的に採用した。
※マンダの引き先として採用され得る鋼枠
また、この構築のもうひとつの強力な勝ち筋として想定しているのがメガガルーラの猫騙しのダメージ+猫騙しによる行動不能ターンにかかる猛毒の定数ダメージというものであり、毒キンシガルドはこの構築のコンセプトに適しており、すんなり採用することができた。眼鏡ボーマンダで崩しにくい受け思考の相手には毒で疲弊させて猫騙し+秘密の力or不意打ちが誰も受からないという状況を作り出すように立ち回る。
ローブシン(ミカルゲ)についてはガルーラが決してメガゲンガーに強い型ではないのでメガゲンガーに強いコマとして採用した。
ミカルゲについては鉢巻追い討ちでゲンガーを逃がさず処理できる点、ヘド爆+毒ダメ+たたりめを耐える点、すりぬけによりみがわりを貫通して攻撃できる点で広い範囲のゲンガーに後投げしやすいコマであると考え採用したが、結局催眠術の眠りターンに左右されることやゲッコウガへの打点の乏しさからやむなく解雇。ただ、高耐久ポケモンやみがわりを盾にハメてくるポケモンには非常に強く、タイプ一致鉢巻イカサマの火力も魅力的だった。
ラムローブシンについては対面からクレッフィゲンガーに勝てるようにということで採用。またバンギラスマンムーゲッコウガキノガッサに強い点で構築の主軸の補完枠としては非常に優れた性能を持っていると感じた。ただ、あくまで対面を想定しているので仮想敵への後出しは基本的にできない上、相手に交代されてしまってもダメなのでその点についてはミカルゲの方が使用感は良かった。HDクレッフィは+2鉄拳ドレインパンチで足りるがHBクレッフィまで面倒を見たい場合には地震を採用することとなる。レートでは受けループ崩しのコマ+クレセリアやソーナンスへの打点としてどくどくを採用していたが、相手のメガボーマンダに隙を見せたくなかったので最終的に冷凍パンチを採用した。
単純にこのギルガルドとローブシンの二匹はメガマンダ入りの構築にも採用されやすいコマなので、型は若干異なるが自然と入ってきた感じではある。
まだ気になるのがここらへんのポケモンと電気の一貫なので
()+電気の一貫
それに強いコマとして
に襷をもたせて採用した。
ランドロス@気合の襷
165(4)-197(252)-110-x-100-157(252)
地震/封じ/爆発/剣の舞orステロ
ランドロスで威嚇をいれながらクレセを始めとする後続のポケモンの耐久を底上げしながら立ち回れる点が良い。大爆発はあくびループや起点を無理やり回避できたりするので外す理由がないくらい強い技だった。
ただオフでの選出回数は0。変えるとしたらこの枠だろうと思う。
そして最終的には という並びになった。
かなり物理方面に厚くなっているが特殊は基本的にガルーラ+ガルドorローブor襷ランドで対応できていたので相手に強力な特殊アタッカーがいるからといって選出を歪められるほどではなかった。
余程のことがないかぎりは初手にはボーマンダを投げてガルーラが裏にいない事をアピールしつつ相手の物理受け(ゴツメ枠)をおびきだしていきたい。
マンダ+ガルーラ+クレセ
マンダ+ガルド+ガルーラ
このふたつの選出が一番多い。
マンダがどうしてもだせない相手と当たって初めて
ローブ+ガルド+ガルーラ
ローブorランド+ガルド+ガルーラ
ローブorランド+ガルーラ+クレセリア
みたいな選出になる。
構築については以上です。
今回のMVPは間違いなく眼鏡ボーマンダ。オフではカバルドン4匹、ボルトロス2匹、ヤミラミ2匹が眼鏡流星群で消し飛びました。
某氏の言葉を借りるなら「マンダの流星群は強い。」
もっと言えば「マンダの流星群が強いおかげで裏のメガガルーラが強い。」
こういうことです。
なのでこれからはガルクレセサザンだけではなくて、初手鉢巻ガブに解答が用意されているガルクレセマンダも考察されていって欲しいなあと思います。
ちなみに決勝T二回戦では初手の鉢巻ガブにマンダ交代クレセ後出ししたら急所で死にました。なので急所に当てる鉢巻ガブリアスが最強のポケモンです。
キツネの社mf使用構築