九尾杯予選抜け構築 - レパルガッサ偽装加速バトン積みリレー
前回の7月の大会に続き8月8日に行われた九尾杯チャレンジャーズリーグの予選を抜けることができた。これで、8月だけでなく9月もマスターズリーグに出場する権限を得たことに。やったぜ。
前回のゴチルアントに引き続き、今回はレパガッサを使ってみた。
ゴチルアントにはたして選出誘導するほどの牽制力があったかどうかは甚だ疑問だが、レパガッサとなれば必ず自慢の催眠対策が選出されるだろうと思い、そこから構築を組んでいった。ただ、レパガッサ偽装としてちゃんと機能したかどうかは今回もわからない。パーティはこれ。
(++α)が基本選出。
「…僕の知ってるレパルガッサゲンガーと違う!」
レパルダス@気合の襷
139-140(252)-70-x-71(4)-173(252)
欠伸/はたき落とす/守る/アンコール
キノガッサ@毒々玉
155(156)-150-115(100)-x-80-134(252)
身代わり/ビルドアップ/タネマシンガン/胞子
ゲンガー@メガストーン
135-x-80-182(252)-95(4)-178(252)
催眠術/身代わり/ヘドロ爆弾/たたりめ
バシャーモ@メガストーン
155-172(252)-90-x-91(4)-145(252)
バトンタッチ/守る/フレアドライブ/飛び膝蹴り
ボルトロス@オボンの実
169(116)-x-104(112)-201(140)-101(4)-138(132)
悪巧み/10万ボルト/めざめるパワー氷/気合玉
マンムー@突撃チョッキ
185-187(156)-100-x-110(236)-115(116)
氷柱針/氷の礫/地震/岩石封じ(地割れでいい)
※以下個別解説
・地雷枠。猫の手胞子を打つ気など全くない陽気なASアタッカー。先制技の無い相手に対して非常に強く、相手の持ち物を二つ以上はたき落として欠伸やアンコールで後続の起点を作る。ゴーグルガルドやゴツメジャローダあたりにも仕事ができる。
・バシャーモのバトン先になるポケモン。加速バトンからのポイヒガッサの強さはいろんな人が証明しているので今更言及する必要もない。AS寄りの配分でほえるスイクンに対する展開の速さを優先した剣の舞型にしていた時期もあったが全抜き性能の高いビルド型に落ち着いた。
・レパルダスから展開する際や受けループと対峙した際に自由な行動が保証され、攻撃補助のいかんを問わず試行回数が稼げるため採用した。
・バシャ同士の同速に勝つための陽気最速バシャーモ。こちらにゲンガーやキノガッサがいるせいでバシャーモを呼びやすいので、守るか攻撃かの妙な択を放棄して飛び膝蹴りを連打できる陽気最速にした。自身の抜き性能は勿論のこと、霊獣ボルトやポイヒガッサに加速バトンすることで非常に強力なポケモンを誕生させることもできる。
・耐久に振ったひかえめオボン霊獣ボルトロス。ただ相手視点では霊獣ボルトは基本臆病最速にしか見えないので実質素早さは168あると思っていい(謎)。バトン先となることを前提としているため、Sは加速+1で135族抜きを抜けるくらいまで落としてあり、氷の礫を耐えるためにB方面に耐久を厚く割いている。バシャーモを受けに来るクレセリアやヤドランを起点にしてこいつで全抜きするパターンが非常に多かった。
・今回の失敗枠。アローやリザYを意識して岩石封じをいれたが、絶対に地割れでいい。というか、地割れを採用しないならば、もっとSを落としてAに振り切るべきだった。環境に増えつつあるマンダに強い駒が欲しくて採用したが、その役割対象の範囲を広げすぎた結果意味のわからない構成と持ち物と努力値振りになってしまった。レパルガッサを見たらでてくるであろう、
ここらへんのポケモンにしっかり役割を持てる構成にしたい。
また、チョッキを採用する利点としてここらへんのポケモンに地割れの試行回数を稼げるのだからどう考えても地割れでいい。
僕は今季は間違いなくバトンメガバシャーモ入りの構築が増えると予想しているんですが、その中でも霊獣ボルトロスに繋ぐ並びは今回使ってみて非常に強力だなという印象を受けた。
これまではバシャーモのバトン先の電気枠として使っていたポケモンは水ロトムだったが、今思えばスイクンに瞑想の起点にされたり、めざ氷をマンダに受けられたりと兎に角数値が足りない上、鬼火とドロポンは命中不安というあまりにも弱すぎるポケモンだった。
とりわけバシャーモが被弾しやすい電磁波を無効化し、ファイアローというポケモンの登場で高まった電気ポケモンの需要の高まり、またそれによって増えた電気ポケモンの多くに強気に出ていけるこの霊獣ボルトロスというポケモンは、今でこそ化身ボルトが持て囃されているが、バトンバシャーモの研究が進むにつれて再び評価されていくんじゃないかと思ってる。