紳士淑女の嗜み

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JCS使用構築 - 鈍足高耐久テテフライド

 

 

パーティ全体の素早さラインを中速に設定し、追い風による素早さ操作でそれを補い、素早さを削った分だけ上昇している耐久値を駆使してダメージレースを有利に進めることを目標とした。

 

・・・以上!(詳しい構築経緯については雑感にて)

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個別解説

 

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種族名:フワライド

性格:おくびょう

実数値:225-76-64-129-102-129

努力値:0-*-0-148-220-140

特性:かるわざ

持ち物:サイコシード

技構成シャドーボール おにび おいかぜ きりばらい

 

この構築の要1。

当初は雨に初手で出すつもりだったので、準速ゴルダック抜きと、D+1で補正無しゴルダックの雨水Zハイドロポンプ耐えを両立した配分にしていたが、カプ・テテフに守るがない以上、初手にテテフライドを出しても水Zがカプ・テテフ方向にとんできてしまい、強くないと感じたのでSを最速Rサンドパン抜き、Dを+1で補正無しカプ・コケコの電気Z耐え、175-135カプ・テテフシャドーボールで最低乱数二連続以外二発という調整に変更した。

特に仮想敵がいないのであればこのルールではCSぶっぱが一番強いポケモンだと思う。この構築では初手に追い風を選択せずに物理相手に鬼火を上から当ててカプ・テテフを動かすこともあるため、次のターンまで生存し追い風をうてる確率を少しでも高めるために特殊方面の耐久を確保している。

構築の軸である追い風、一致打点のシャドーボール、相手の物理アタッカーに打てる鬼火までは確定として最後の一枠には壁展開に後出しで打てるきりばらいを採用した。

天候系の技ではカバーできないひかりのかべ・リフレクターについても解除することができ、ウインディオニシズクモの邪魔にならないのが差別化点。一応、鬼火や岩雪崩といった技の命中のサポートもできる。

逆に天候系の技とは違い先手で打ってオーロラベールを失敗させることはできないので、壁を展開しつつフワライドが処理されてしまうと壁が残ってしまうのがネック。とはいえ、相手が壁展開をしてくるかどうかを見てから後出しでそれを帳消しにできるので、追い風を打った後にフワライドが生存していればこちらもそこまで差がないかなと思った。遺伝が非常に面倒臭いが、それに見合うだけの強さがあるかと言われると・・・。

 

 

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種族名カプ・テテフ

性格:ひかえめ

実数値175-81-124-170-136-103

努力値:236-*-228-36-4-0

特性:サイコメイカ

持ち物:こだわりメガネ

技構成サイコキネシス ムーンフォース マジカルシャイン 10まんボルト 

備考素早さの個体値は6~7

 

この構築の要2。

無振りカプ・レヒレカプ・ブルルの下からフィールドを展開できるようにSを103まで落とし、フワライドと並べた際に先制技を防ぎつつ、鬼火を選択できる環境を作り出せるようにした。Sの遅さについては追い風と組み合わせるため気にならなかった。一応103あれば追い風下で準速フェローチェよりはやい。

また、ほぼHBに振り切る事でカミツルギのスマートホーンや草Z、ガブリアスのジメンZやウインディの炎Zを耐えることができる。

最近はこだわりメガネ持ちを決めうちされ集中されるので守るが欲しくなるが、追い風とあわせて二回以上行動した際のパワーが最大の魅力なのでそのあたりは立ち回りでカバーしていくようにしていた。

とりあえずフワライドと合わせて初手に投げて有利対面なら攻撃、不利対面ならガブリアスorウインディ引きという動きが強い。(カプ・テテフにとっての不利対面はガブリアスウインディにとっては有利対面であることが多いため。)

 

  

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種族名ガブリアス

性格:いじっぱり

実数値195-187-116-*-131-129

努力値:92-156-4-*-204-52

特性:さめはだ

持ち物:ジメンZ

技構成:まもる つるぎのまい じしん いわなだれ

 

耐久に多く努力値を割いたガブリアス。200一致ムーンフォースや、C155以下の不一致冷凍ビームを耐えるので、スカーフを持ったカプ・テテフや冷凍ビームを持ったポリゴン2を前にしても一度は動くことができる。

技構成に関しては守るによって追い風ターンを稼いでくる相手に打てるみがわりよりも、一度積むことができれば相手に大きい負荷をかけることができる剣の舞の方がこの耐久振りガブリアスには合っていると感じた。特にトリックルーム相手に対して、最終ターンに剣の舞を選択すると非常に制圧力が高く、勝ちに直結するので使いやすかった。また、小さくなる戦術に対しても剣の舞+Zは非常に有効である。

素早さに関しては準速65族抜きまでに抑え、後述する自分のウインディとのS関係をはっきりさせた。詰めの場面でガブリアスウインディの両方動かす際に、地震ウインディを巻き込むかたちになってもウインディが先に動くのでこちらを遅くしておいて正解だったと思う。

相手のポリゴン2がさめはだをトレースしてきてウインディがさめはだダメージで倒されて負けた対戦もあったし、相手のギガイアスがよく出てくるので特性はすながくれでも良いかもしれない。

 

 

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種族名オニシズクモ

性格:ゆうかん

実数値175-134-113-*-152-42

努力:252-252-4-*-0-0

特性:すいほう

持ち物:くろいてっきゅう

技構成まもる ワイドガード アクアブレイク むしくい

備考素早さの個体値は0 

 

相手のトリックルーム展開に対抗する強力なコマ。ギガイアスに奇襲をかけたり、むしくいできのみを奪ったりする。

純正のトリックルーム展開はもちろん、ポリゴン2ギガイアスの並びはこのパーティに必ず出てくるので選出に絡めるようにしていた。

ただ特化アクアブレイクでもH振りギガイアスは低乱数なので、安全に処理する場合は他で少し削っておく必要がある。

 

 

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種族名:カプ・コケコ

性格:ひかえめ

実数値145-108-105-161-96-182

努力:0-*-0-252-4-252

特性:エレキメイカ

持ち物きあいのタスキ

技構成まもる ちょうはつ 10まんボルト マジカルシャイン

 

相手の天候系やギミック系に強めなきあいのタスキをもたせたカプ・コケコ。

火力を落としたくないがいのちのたまがウインディに回ってしまったので、少しでも火力をあげることのできるひかえめを採用。もともとSに関しては同族を意識しないのであれば過剰であったので、ひかえめにしてよかったと思う。ただ最低限、カミツルギは抜いておきたいのでSには振り切った。

また、きあいのタスキはあまり警戒されないので、それを盾に強引に動かしていくことができたので結果としてこのせいかくと持ち物は正解だったと思う。

 

 

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種族名ウインディ

性格:いじっぱり

実数値183-178-100-*-100-130

努力:140-252-0-*-0-116

特性:いかく

持ち物:いのちのたま

技構成まもる フレアドライブ インファイト しんそく

 

ガブリアスと同時に選出する以上、守るはどうしても採用したかったのでこだわらずに火力が高くなるいのちのたまをもたせたウインディ。それぞれの技、特にしんそくを打ち分けできるのも強み。パーティのパワーが高いので他のポケモンが動けば容易に縛りの関係に持ち込めた。

Sは準速65族+2。自分のガブリアスとのS関係を1の差にしておくことで、いかくの発動順等でガブリアスとのS関係もわかるため、非常に便利だった。こちらの方が実数値1早くしている理由は前述の通り。

技構成に関してはカプ・コケコと並べてカプ・レヒレペリッパーに打てるワイルドボルトも選択肢ではあるが、環境にポリゴン2ギガイアスカビゴンが多いのでインファイトを持っていた方が活躍した。

  

選出

 

基本選出

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後続:f:id:mose_cat:20170427063724p:plain+f:id:mose_cat:20170427063723p:plainorf:id:mose_cat:20170427063735p:plain

 

対雨

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後続:f:id:mose_cat:20170427063721p:plain+f:id:mose_cat:20170427063723p:plainorf:id:mose_cat:20170427063722p:plain

 

ガブリアスは守って、カプ・コケコを動かしていく。

 

対晴れ

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後続:f:id:mose_cat:20170427063721p:plain+f:id:mose_cat:20170427063722p:plainorf:id:mose_cat:20170427063724p:plain

 

ねむりごなを防ぎつつ、ウインディドレディアを、 カプ・コケコでコータスを攻撃。

 

スイッチトリル(ポリゴン2+ギガイアス)

初手:f:id:mose_cat:20170427063721p:plain.f:id:mose_cat:20170427063722p:plain.f:id:mose_cat:20170427063724p:plain.f:id:mose_cat:20170427063735p:plain.f:id:mose_cat:20170427063723p:plainのうちから二匹

後続:f:id:mose_cat:20170427063725p:plain+1

 

ポリゴン2+ギガイアスは基本的に裏からでてくるので、オニシズクモは裏に控えさせておき、初手はそれ以外の相手に最も高い数値で戦える二匹を並べる。

 

雑感

 

どのポケモンも素早さが遅いかわりに耐久が非常に高いため、一撃で倒れることは少なく安定感があった。組み始めた当初から、素早さラインを中速に設定した追い風構築はミラーした際に、相手に一方的に上から動かれる点が非常に辛い点だと考えていた。しかし上から物理アタッカーを止めることができる鬼火フワライド始動の追い風構築は、エルフーンバルジーナ等とは違い、初手に鬼火+隣を動かすということをすればある程度リカバリーが効く上、1.2ターン遅れて追い風を展開すれば追い風が切れる1.2ターンの間はこちらが上をとれるので、素早さラインを中速に設定しても問題ないと判断した。

こちらのポケモンが何もせずに上から一撃で倒されてしまうケースをできるだけ減らすことが重要だと考えたので、現環境において上から高火力で制圧してくる物理相手にはフワライドの鬼火、特殊相手(主に雨や晴れ)には気合の襷カプ・コケコで対応するようにした。(鬼火で止まらない物理にはガブリアスが有利であり、雨、晴れ以外の特殊にはフワライドが通りやすいため、比較的広い範囲をカバー出来ていると思う。)

そのため、相手のミストフィールドに邪魔されることなくフワライドが上から鬼火をばらまける状況を作り出すことが非常に重要であり、それを実現する遅いカプ・テテフがこの構築の要である。言うなれば、追い風を展開するよりも鬼火を物理相手に当てる事を優先していると言っていい。

また、トリックルームや高耐久への回答としてくろいてっきゅうオニシズクモガブリアスには剣の舞を採用。いずれも仮想敵に対して想定通りに動くことができていたので強かった。

また全個体に共通して言えることだが、時間切れを何度かやらかしたので守るを採用している個体は最もリカバリーが効くであろう守るを一番上に配置した。

 

A日程:16-4

B日程:16-4

C日程:15-5

D日程:15-5

E日程:14-6

 

鬼火外しは運負け。プレミもそれなりにしてたので一番高くて1670弱というなんともいえない結果になってしまいました・・・。あと、対戦していて一番問題だと思ったのは、最速スカーフキュウコンに追い風下のガブリアスの素早さが負けていることです。E日程になって初めて気づきました。ガブリアスはA、ウインディはHを削ってSをそれぞれあと4上げたほうが良いかなと思います。

A0-S7カプ・テテフとかいう頭の悪いポケモンを厳選したり、DP→HGSS→BW→SMと経由してきりばらいを遺伝したり、自分なりに楽しくできたので良かったかなあと思います!

 

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