S16使用構築 - 闇鍋幻影ヨガ(最終2012)
1世代~6世代までのポケモンを各世代から一匹ずつごちゃまぜにした構築です。
構築の根幹はチャーレム+眼鏡ゾロアーク基、チャーレムなどの物理アタッカーに変身した眼鏡ゾロアークであり、その状態を両対応の視点から平面的にとらえると受けがほぼ成立しないような形、および環境に多い並びに対してメタを張ることを意識して組みました。
最終レート2012(337位)
まあ種族値相応の結果かなと思います。
続きは気になる人だけどうぞ。
ゴローニャ@こだわり鉢巻
187(252)-189(252)-150-x-85-66(4)
地震/ロックブラスト/炎のパンチ/馬鹿力
トリル下でなくても基本的に一回以上の行動が保証されており、メガガルーラをワンパンできるかもしれない性能を持っている。身代わりを盾に搦め手で崩しを遂行してくるポケモンに対抗する力をもっており、ボルトロスやウルガモス、オニゴーリなどの相手を基本的に担っている。
→デンリュウ@ナイト
165-x-128(180)-166(124)-110-101(204)
165-x-148(180)-221(124)-130-91(204)
10万ボルト/竜の波動/気合玉/高速移動
ボーマンダ軸の構築を筆頭にガルーラ相手にも打ち合えるようにBCSベースの配分とした。トリルにそこまで依存することがないトリルエースとしての運用を想定しており、トリルが切れるターンに高速移動を積むことで、ターン稼ぎにもある程度対応できる。
→チャーレム@ナイト
167(252)-99(76)-114(148)-x-96(4)-104(28)
167(252)-143(76)-148(124)-x-106(4)-124(28)
最低限のSを確保しつつ耐久ベースにすることで、スイッチトリルのような動きができるようにした。強い動きではないが、自身の猫騙しでトリルターンが必要ないときには意図的に消費することでターン調整も行える。メインウェポンがどちらも命中不安なのが惜しいが、当てた際に相手にかける負荷の大きさには目を見張るものがあった。
167(252)-x-108(220)-125-143(36)-125
トリックルーム/いたみわけ/のろい/道連れ
耐久に努力値を振り切り、相手の攻撃を耐えながらトリルを展開していくムウマージ。トリックルームとその他変化技で相手のパーティのHPを削り一貫をつくっていく。またゾロアークの化ける対象としても悪くない耐性を持っており、浮いているトリックルーム要員としてはそこそこ強い部類だと思う。が、基本的に素早さが高い前提での行動をされるので、それを逆手にとった強引な立ち回りを積極的にするようにした。そういう事情を考慮すると本来的な強さはもう少しひかえめなのかもしれない。
ゾロアーク@こだわりメガネ
135-x-80-172(252)-81(4)-172(252)
ナイトバースト/気合玉/火炎放射/めざめるパワー氷
このパーティで選出率トップのエース。耐久方面の種族値は60-60-60と本来気合の襷を持たなければ行動保証のかけらもないポケモンだが、イリュージョンするポケモン次第では対面操作を誘発したり、半減技を選択させることで行動回数を確保することができる。そのため、相手が交代を選択する若しくは一回以上行動回数を確保することに成功した時に相手にかける負荷が最も大きい拘り眼鏡を持たせ、そのような交代を誘発しやすい並びを意識して構築を組み、選出をするようにした。
相変わらず悪技の一貫がとれている並びが多く、ナイトバーストをしているだけで勝ってしまう対戦も数多くあった。初手に投げても強いが、死に出しから投げた方がイリュージョンが効果的に作用することが多かった。初手に投げると一方的に相手にこちらの選出に関する情報アドバンテージを与えることになるが、二枚目となればある程度選出に見当がつくため、初手よりはいくらかましなように思えるのも一つの要因である。
フラージェス@カムラのみ
156(20)-x-109(164)-142(76)-175(4)-138(244)
ムーンフォース/瞑想/がむしゃら/身代わり
龍の一貫を切りつつ指数受けから崩しを行える可能性の高い駒として採用した。先制技にこそ弱いが、等倍攻撃+みがわりでカムラのみが発動し、がむしゃら+ムーンフォースで相手を突破、後続にがむしゃらを当てて退場という動きが単純に強く、よく比較対象としてあげられるニンフィアにはできない芸当である。
スイクンをはじめとする耐久方面に努力値を割いた火力の控えめな特殊アタッカー相手には、仮に相手にも積み技があったとしても積みあいながらみがわりでHPを調整してがむしゃらを当てれば突破できるため、積みあいにもそこそこ強い。
◆総括
この構築を一言で表すなら、トリックルームに完全に依存することのない中速スイッチトリックルームパーティという感じでしょうか。物理アタッカー+眼鏡ゾロアークの並びから組み始めたので、そういった風味になっているのだと思います。
S16の後半は人から教えて貰ったギミックをすこしとこのパーティを中心に動かしていたのですが、初見殺しの要素が強いパーティは再戦やその他諸々の事情による型バレによって、いびつな動きをされることで強力なギミックやパーティパワーを持っていても簡単に潰されてしまうので気持ち良く勝てないことが多かったです。その点に関しては自分があまり上位の環境に馴染めていなかったと反省しています。
ただ僕としては構築や個体の持つ面白みというのをこれまで最優先とまではいかなくとも重要視してきたしこれからも大切にしていきたいと思うので、匙を投げるようなことはせずに頑張りたいと思います。
聞くところによると次のシーズンが第六世代最後のシーズンということなので、何か自分の中での集大成となる結果なり構築なり、残せたら良いなと今は漠然と感じています。
ではまた。