紳士淑女の嗜み

単体考察から構築案までポケモンに関するあれこれ。ご連絡は@mose_catまで。

慎重空元気ポリゴン2

 

少し前まで愛用していたポリゴン2。環境の変化からこの調整や技構成が有効に機能するケースが少なくなったため記事として公開する。

本来のポリゴン2の性能を維持しつつ、とりわけ穏やかサンダーや慎重アローという状態異常を利用した耐久ポケモンにメタを張った型。最近はラム慎重アローの数が減少傾向であり、鉢巻や珠を持ったアタッカー型が再び数を増やしてきている(気がする)のでHB寄りの配分の方が環境に適していると思う。

 

f:id:mose_cat:20150327062152p:plainポリゴン2@進化の輝石

特性:ダウンロード

191(244)-112(92)-114(28)-112-143(116)-84(28)

空元気/放電/冷凍ビーム/自己再生

 

調整

HB:A200ガブリアスの逆鱗確定三発

HA:余り

HD:眼鏡ニンフィアハイパーボイス低乱数三発

S:4振り60族抜き

 

火力目安

+1状態異常空元気

183-101ファイアローに対して72.1%~85.2%

161-85ウルガモスに対して96.8%~114.2%

 

+1冷凍ビーム

191-110メガボーマンダに対して108.2%~129.8%

191-130ガブリアスに対して94.2%~110.9%

冷凍ビーム

 185-119チョッキランドロスに対して47.5%~56.2%

 

HDポリゴン2はSに下降補正をかけているものが多いが、個人的には60族近辺のポケモンに対して上をとれているかどうかで立ち回りに大きく影響するため役割対象への確定数が変動しないCに下降補正をかける方が使い勝手が良いと思った。また、恩返しではなく空元気を採用しているデメリットとして、状態異常無し+1空元気では202-85ニンフィアが確定三発になってしまうためSを落としていると対面から突破されてしまうという事態が発生する事を懸念しての慎重とした。幸いこの振り方であれば161-85ウルガモスを空元気で高乱数二発(92.6%)とする事ができるため、こちらについては恩返しと違いほのおのからだによる火傷を考慮しても後出しが安定する。

放電の枠は電磁波でもいいが挑発の効かないダメージ有り電磁波=放電という突飛な解釈をすれば放電が電磁波の上位互換になるという事が容易に想像できる。ただ放電では仮にC+1の状態であってもギルガルドの身代わりを壊す事ができないため、どくまもガルドには相変わらず勝てないので対峙した際の立ち回りには気をつけたい。

電磁波を受けにいきながら空元気で大きい負担をかける立ち回りができるためHBボルトロスやゴツメジャローダ入りのパーティにも強気に選出していくことができる。またポリゴン2の突破を状態異常に依存しているパーティや、ウルガモス等で起点にしようとするパーティにはとても強い。一応、意地ガブリアスの逆鱗は二耐えするが持ち物が割れていない時点で安易に受け出しすると鉢巻で飛ばされてしまうので気をつけたい。

理想は電磁波をもらう事。毒はいくら空元気の火力上昇が見込めるとしてもポリゴン2の性能が著しく低下してしまうためあまり好ましくない。そのためバシャーモをはじめとする電磁波をもらいやすいポケモンの裏におき、電磁波を受けて後続に空元気で負担をかけていくのが個人的には強いと思う。